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2009.11.25

ジャパンカップについて

今年で29回目を迎えるジャパンカップ。節目となる来年の30回では同週に東京でWJSを開催するようですね。
日本ではそれなりに盛りあがるジャパンカップですが、世界的にみると何とも中途半端な位置にあることは否めません。

世界をまたに掛ける一流馬(芝)の多くは、10月フランスでおこなわれる凱旋門賞、その後はアメリカのブリーダーズカップといったビッグレースを目標におきます。11月下旬におこなわれるジャパンカップはローテーション的も苦しく、有力馬が参戦しづらい状況であることは確かでしょう。
そして何よりもジャパンカップに大きく影響を及ぼしているのが、ご存知のとおり香港国際競走の存在です。
ジャパンカップは厳しくても、12月におこなわれる香港なら、ローテーション的にも余裕が持てます。

JRAのHPには「世界王者の称号を得るために」といったフレーズで煽っていますが、競馬識者であれば、現在の世界最強馬は。シーザスターズであると誰もが認めるところでしょう。
引退を表明した同馬の後釜候補にしても、今年の参戦馬のなかにその資質を持つ馬といえば、BCを勝ったコンデュイットくらいのもので、どの日本馬が勝ったところで、誰も「世界最強馬」なんて認めてはくれません。こんな事をいってしまうと、関係者の方にも失礼ととる人もいるかもしれませんが、関係者であればそんな事は百も承知といったところでしょう。

ジャパンカップの覇者=世界最強馬というのは無理でも、日程を見直すなどの努力は必要ではないでしょうか。
世界の有力馬がジャパンカップを無視するような現状を何とかしない限り、ジャパンカップは、賞金が高いだけの無意味なG1競走のひとつでしかありません。
先駆者が必死の思いで創設したジャパンカップを、今のJRAが軽んじているとしか思えないのは、私だけではないと思いますが。

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2009.11.18

カワカミプリンセス

2006年のデビューから足掛け3年半。
カワカミプリンセスがついに引退の日を迎えることとなりました。

思えばいろんなことがありました。

牧場で初めて見たのが当歳の秋。
他の馬の輪に入らずただ1頭黙々と草を食べる姿が印象的でした。
三石川上牧場(他の牧場もそうかもしれませんが)のとねっこ達は比較的人懐っこい性格です。
放牧地の中に入れば、自ずと駆け寄ってくるものです。
しかしプリンセスは違いましたね(笑)
弟のメイショウホンマルもそうですが、タカノセクレタリー×キングヘイローはとってもヤンチャな性格をもっているようです。
「猛馬注意」の様相はこの時から既に備えていたようです。

その後、高昭牧場での育成をこなしたプリンセスは、2005年の秋、西浦厩舎へと入厩。
年内でのデビューを目指しましたが、ちょっと不安な点が見つかり焦らず年明けのデビューに向けて調整を続けました。
その後は、新馬戦から秋華賞までを無敗で制覇。
牧場も初のG1タイトルを手にすることができました。

古馬との初対決となったエリザベス女王杯。
中間発熱を引き起こし、レースの出走が危ぶまれたこともありました。
何とか無事に出走したものの、結果は1着降着。
有馬記念へは出走せず、浦河で冬を過ごす事となりました。
(個人的にはディープインパクトとの対決がみたかったなぁ)

浦河で無難に調整を続けていたプリンセスでしたが、厳冬期を迎えた2月に状態が一変してしまいます。
寒さにより食欲を落としてしまい、みるみる馬体重が減少していきました。
慌てた関係者は、寒さから逃れるべく、すぐにプリンセスを栗東へ戻しました。
そこからヴィクトリアマイルまでは、試行錯誤の調整ではなかったかと思います。
コンビを組んだ武幸四郎騎手も、「何で?」と思ったことでしょう。

不幸は重なります。
宝塚記念の後、プリンセスは骨折を発症。
引退も考えましたが、まだ馬が若いこともあり1年間の休養を取る事となりました。

その年の秋、BTCで休養するプリンセスの脚は、ほぼ完治している状態にまで回復していました。
冬は昨年の経験を活かし決して過保護にせず、多少の風邪なら問題無いと、プリンセスを出来る限り屋外に出して調整しました。

こうして無事に冬を越したプリンセスは、復帰線に金鯱賞を選択。
復帰初戦をまずまずの内容で収め、「今度こそ万全の状態で!」という思いで宝塚記念を目指します。
しかし、レースでの疲れはなかなか取れず、筋肉痛を発症。
笹針治療などもおこないましたが、秋まで休養を余儀なくされました。
この時から引退の二文字がチラつくこととなります。

秋、プリンセスは横山典弘騎手との新コンビで府中牝馬ステークスへと出走。
エリザベス女王杯につながるレースを見せてくれます。
またこの頃、来年の現役続行が水面下で協議され、陣営の強い要望もあり、もう一年現役を伸ばすことが決定しました。

1番人気で支持されたエリザベス女王杯。
しかしリトルアマポーラの2着に敗れ、またしても勝利を手にすることができませんでした。
有馬記念ではジョッキー自ら「2着はいらない、勝つか負けるか」レースを見せてくれました。

それから1年、3度目の正直と挑んだ最後のエリザベス女王杯、そして最後のレース。
結果は9着に終わったものの、精一杯走る姿を見せてくれました。
もう十分過ぎるほど走ってくれたプリンセスに、これ以上望むのは酷というものです。

レースから2日後の11月17日。
上山オーナーと西浦調教師の協議の結果、カワカミプリンセスの引退が正式に決定しました。

プリンセスは予定通りであれば、19日(木)に栗東を旅立ち、故郷である三石川上牧場へと戻ってきます。
しばらくはゆっくりと体を戻し、来春の種付け準備へと入る予定です。
当初、しばらくの間は海外で繁殖生活を送るというプランもありましたが、やはり牧場に置き、自分達の手で産駒を取り上げるとのことです。
種付け相手はディープスカイ号など、ダーレーの種牡馬などが候補に挙がっているようです。

上山場長も「ここからは牧場の仕事。責任重大だなぁ」なんて笑っていましたが、写真なんかも定期的に送ってくれるようなので、その際は随時アップしたいと思います。

早ければ4年後、プリンセスの子供が競馬場に戻ってきます。
無事に出産を終え、その日が来る事を今から楽しみに競馬を楽しみたいと思います。

ありがとうプリンセス!本当にお疲れさまでした。

ブログを通じてご声援を送ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
公式サイトの運営を任された手前、本来ブログで書きたいことがなかなか書けないといったジレンマもありました(今後もあると思いますが)。

今後は、出来るだけブログはブログという形で好きな事を書いていこうと思っています。
更新の少ないブログですが、引き続きよろしくお願いいたします。

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